忍冬科

Japanese

一種はこねうつき、十姉妹、錦帯花【同上】、鬢嬌【丹鉛総録引成都古今記】、海仙花【澠水燕丹録】、日月花【中山質問】、樹高さ六七尺に至る、春月旧茎より嫩芽を生す、葉の形状たもうつきに似て大に厚く、周りに鋸歯あり、初夏より葉の間ことに一方に六七花を生す、二方合すれハ数十四五花に至る、一花の形たにうつきに似て筒短く大なり、初開くときハ白花なり、次日ハ淡紅色となる、日に随て紅色となる、一木満開するときハ紅白数百花相雑りて甚た美なり、一種、樹葉花ともに前条に似て花白色なるものなり、一種、樹葉花ともに前条に似て花深紅色なるもの／錦帯花、【花史左編】、又名髩辺嬌、形如小鈴、白者内而粉紅者外、亦有深紅者一樹而有二色、類海棠而枝長花蜜無子、既開繁麗裊嫋如曳、錦帯植之、屏籬可供雅玩／一錦帯花、一名髩辺嬌、三月間開、蓓蕾可愛、形如小鈴、色内白而外粉紅、長枝密花如曳錦帯花也、右秘伝花鏡