山茱萸科

Japanese

山椶由｛（サンシユ）、朱書｝、｛【花名集】、朱書｝山之木、二月能也、花黄色、花袋ニ入て賞なり、木立しほらしく、花ハうぶ毛なくして極きれい也、小輪、花袋に多く入て有、咲なり、冬中■月よりめくむ也、はたうこんに作たりとなれとも格別上ひんなる花にて白粉のよう成うふ毛なし／山茱萸、左波久美、今案也末久美／○茱萸、十七年二月学士会出、此樹ハ加利波乃美【本草和名】、佐和久美【同】、以多知波之加美【輔仁本草】ニシテ、世俗サンシウト呼ブ、羅旬ハCornus officinalis Sieb. et Zucc.ナリ、享保年間、朝鮮種ヲ伝ヘテ諸国ニ多ク伝植し、又南京種モ船齎セリ、和産ハ伊賀ノ山中ニアリト云、枝葉対生シ、葉形尖頂楕円ニシテ、頗ルクルマミヅキノ葉ニ似タリ、春分前後、ソノ葉未ダ出ザルニ先ツテ、早ク枝上毎節ニ、鮮黄ノ細花攅簇シ開ク、瓶花トシ頗ル愛玩スベシ、四弁四雄、一雌蘂ニシテ、林氏第四綱第一目、山茱萸科ニ係ル、後実ヲ結ブ、円ク長クシテ紅熟ス、古説ニ山茱萸ヲグミト訓

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