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桜譜

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"桜譜" owned by Nagoya University Library, retrieved from Ito Keisuke Collection(https://da.adm.thers.ac.jp/en/item/n002-20230901-07377)
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CSV
ID
M2005033016272122399
Collection category
  • 錦窠植物図説
Title
桜譜
Other title
Vol. 048 桜譜
Volume
048-097
Language
Japanese
Translation
五つむつ、垂さく蘂は、ふたつミつ、春芽ましれる、普賢にそ、陸奥の国なる、南殿そよ、もゆるはかりの、緋さくらと、薄きハひせる、楊貴妃と、ともに菊にや、たくへまし、大輪の花の、かすかすを、ひとへになして、いとくゝり、かこと譲れる、小てまりや、にほひ桜は、せろそくに、しろきひとへハ、やまさくら、さらにしけきは、よしのやま、睦月にさきて、秋まても、たえぬ若木は、いとけなく、李につたる、児さくら、五葉さくらの、殿さくら、猶おほいなる、しばやまは、六本にひらく、わしのおに、みとりの萼は、うつろふに、浅黄とはミし、さかてとは、遠くミやれハ、酸かな李、たれかはめてん、うハみそは、からほり花の、艫をなせる、これそ南殿や、いぬさくら、このかへ名とや、樺さくら、はなひら細き、真さくらは、七重や八重の、えとさくら、華ミしかにて、かさねツる、ちりてうつろふ、いとめつらし、似て大なる、法の輪や、ひとへもましる、きりかやつ、次こしゆすれと、ましはりて、えたにたくふは、桜まつり、ほのほのミゆる、道あけは、ひとへにさくそ、けにおほき、はまミるへき、しほかさは、しは打よれる、花にこそ、立枝あらけき、虎の尾は、本末わくる、ひともなし、直ならぬ枝、なかきくき、これそ府君よ、二三十、千重にかゝれる、提燈も、大出の茶辺、黄さくらや、先と名をえし、そのたねも、うゆれはいつれ、変るとをしれ、以上百三句三十三種
Original Owner
Nagoya University Library
Source
Nagoya University Library
Material type
JapaneseClassicalBook
Image
colour
Collection

Ito Keisuke Collection

The Ito Keisuke Collection belonging to the library attached has a collection of 188 manuscripts by Keisuke Ito, who is called the father of modern Japanese botany.
Original Owner
Nagoya University Library
Rights
Metadata Rights
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