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漆樹科

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"漆樹科" owned by Nagoya University Library, retrieved from Ito Keisuke Collection(https://da.adm.thers.ac.jp/en/item/n002-20230901-05685)
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ID
M2005033015542919070
Collection category
  • 錦窠植物図説
Title
漆樹科
Other title
Vol. 034 漆樹科
Volume
034-111
Language
Japanese
Translation
此仕立方是を実植と云、生して十年にて実なる三年の台に接て五年過れは実植の十年より十倍すと見るへし、此理を考て今は皆掎木にて仕立るなり、されとも二十四五年より三十年の頃盛に実る、是を過れは何にても又衰て大木には似合実少し、扨是を掎には雄木を多く仕立置き一年二年にても肥次第にて台となる、凡三年四年の台は上台にて能活なり、二月より四月まてに桃台に梅を接か如く、切接にて■植て七月時分まては日覆をして置き、翌春右の如くに移植べし、台の大なるは土より七八寸も上て切、切口も大なれは穂を三四本も入るなり、台は皮許にて肉を少も削る事なし、藁にて堅く巻、雨の入ぬ様にして其上に苔なと多く覆掛て置き其上には日覆すべし、如此大台に接たるは実のなる事も早くと雖(ヘト)も大風の属に吹折る又台の枯れ多く、又多年能栄るは希なり、若し台あらば接へし、好て接に及ず、扨場所に植出して何も尺位になりたる時に接口より、一尺もして止るなり、其外に芽を止る二三度に止むへし、一度に止むれは更に枯る事あり、平畠に植付たるは至て丈夫なる芽を長して高く仕立へし、しからされは下の作内の日わりとなる、山野は枝を止るも其心にて低く平にて枝を出す様に仕立べし、都て小木より手を入て枝を止て枝数多く付たるは其実のり十倍なり、又九月より出る、枝は自然冬の中に枯るなり、其接方も近来は色々あれとも三年の台に穂を長く採て地の中に入様に指接にするをよしとす、何も自試て其妙に入る、扨其実を採るは八九月の末黄になりて取る時は蝋の出目尤多し、茎の枯る至ては宜からす、随分枝の損様にして房ともに採るへし、尤四五十年の老木は枝ともに柎取り新に枝を出す時は翌々年に至て又多く実るなり、悉く採収て日小乾、五
Original Owner
Nagoya University Library
Source
Nagoya University Library
Material type
JapaneseClassicalBook
Image
colour
Collection

Ito Keisuke Collection

The Ito Keisuke Collection belonging to the library attached has a collection of 188 manuscripts by Keisuke Ito, who is called the father of modern Japanese botany.
Original Owner
Nagoya University Library
Rights
Metadata Rights
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