漆樹科

Japanese

漆をつけて貝をつけもて行事也、能かりて貝一はいにつきりてをつけるなり、きりて■能かれて是をいせる也、いせやうは■や呂の毛の切だこしにてすればい■也、い■■せて置さびをつける也、さびを能からしてとくさにて摺て上塗をわかる也、とくさにてするはさびをいさりせる為也、上塗は花塗なれは漆能しけれは木へらにてすり落せは貝の上につきたるうるしは落る也、呂色なれはへらにて落して其上を呂色仕立にわかる也、花塗は落して塗たてのままにて受也、上塗呂色にて色入ものなど■とくさの上をざつと摺漆をして呂色を塗也、一、青貝にて草花又は■類其外何にても塗込ときは貝を能こしらへ板にのりにてつけ模様を出せしめにて能とめかわして酢ひたし、置ばうるしのつかぬ所はくさる也、くるりをとくさにてすりて前に記し有之通りにつける也、又伝にせしめにてとめたるわきをそばの粉をすにてねり塗て置ばくさりてとれる也、惣して貝は砥にてとげは自由に■也、薄くしてつふよし、さめ又とくさにて摺てもよし、細くにとくには食せ砥にてとけば光沢や出る也、一、青貝はあわび貝に限りたるやうに心得たるは大なる相違なり、本類にてはあわひ貝を処分につかふ也、あわび貝の中に色々見る成あり、唐貝と云はあわび貝に限らす御国々の貝にて青貝をわかる也、大徳名同左の通り、唐貝、北原貝、らでん貝、不穴（フメヅ）貝、めくら貝、稠（シゲ）貝、角貝