角屋文書（１２）船諸役請合状外

①：万治元年霜月１１日付、角屋七郎次郎・同八郎次郎宛、船頭兵蔵・同次郎兵衛・同左次兵衛請状（写し）。巻紙（27.0/73.6）。表題「四百石船壱艘諸役御免船手代仕ニ付請合申条々」。４００石以上の大船は作らないこと、異国人の乗る船を見つけた場合は注進すべきこと、等の誓約書。②：近世前期、正月１２日付、角屋七郎次郎宛、森七郎右衛門吉慶・酒井六右衛門重方・斎田兵太夫信安・矢田源蔵書状。折紙（36.2/49.7）。この度豊後守より紋付小袖を拝領されたこと。③：近世前期、２月２１日付、角屋七郎次郎宛、森七郎右衛門吉慶・酒井六右衛門重方書状。折紙（36.3/48.5）。改年の挨拶、「鳥羽箇巻名吉」を贈られた礼。④：近世前期、五月四日付、角屋七郎次郎宛、辻孝右衛門・遠藤五郎佐書状。切紙（18.0/49.5）。昨日対馬守方へ龍眼肉１箱を持参した礼状。⑤：近世中期、霜月２３日付、角谷七郎次郎宛、川崎屋次兵衛・川口喜兵衛・牧野七郎右衛門・川口九左衛門・問屋中宮崎善兵衛書状。巻紙（15.6/117）。表題「口上覚」。この度角屋が藍問屋を仰せ付けられたことにつき、種々の申し合わせ書。⑥：近世前期、１２月１５日付、角谷七郎次郎宛、前嶋林左衛門・遠山甚平書状。切紙（15.6/42.6）。主人へ手紙を寄越された礼状。⑦：近世前期、２月１１日付、角屋七郎次郎宛、松原多中宗澄・斎藤宮内忠長書状。折紙（36.8/50.2）。主人上野介（吉良か）へ年始状と鯔塩引３本・鯨１簣・馬瀬甘苔１袋を贈られた礼状。旧臘、角屋の隠居願いが許され家督が相違なく左兵衛殿へ仰せつけられた祝儀。⑧：近世前期、４月３日付、角屋七郎次郎宛、林理右衛門・三浦平右衛門書状。折紙（31.1/43.1）。改年の挨拶、播磨守へ船便で塩鯨１簣を贈られた礼状。⑨：近世前期、３月１１日付、角屋七郎次郎宛、斎藤小右衛門吉元・石原小二郎常知・山田権右衛門吉勝書状。折紙（31.4/45.6）。両旦那へ年始状と塩鯨１簣宛を贈られた礼状。