新古今和歌集切

新古今、巻１７、１５８８～１５９２。１３行。「新古今和歌集巻第十七／雑歌中／朱鳥五年九月紀伊国に行幸とき／河辺（イ河島）皇子／白波のはま松かえのたむけ草いく代まてにか年のへぬらん／題しらす　式部卿宇合／山城のいはたのを野のはゝそ原見つゝや君か山路こゆらん／在原業平朝臣／蘆の屋のなたのしほやきいとまなみつけのをくしもさゝすきにけり／はるゝ夜のほしか河辺のほたるかも我すむかたの（イかたに）あまのたく火か／よみ人しらす／しかの海士のしほやく煙かせをいたみたちはのほらて山にたなひく／貫之」。