大山講中連名帳・阿夫利大神改正并代替り披露

常州土浦本町の講中による、相州大山信仰資料。以下の２冊の原装共紙表紙本２冊を合綴、覆表紙を付す。①「大山講中連名帳」：表紙に「辛文久元年／酉六月吉日」。後表紙に「常州土浦／本町講中」。冒頭に講中の趣意書３丁あり、以下世話人として色川三郎兵衛（国学者色川三中の後嗣か）等６名（各墨印あり）、講中４５名の連名。表紙共１２丁。②「阿夫利大神改正并代替り披露」：表紙に「明治二己巳年十一月／土浦本町」。冒頭に明治２年１１月付、祢宜奥村三郎太夫による趣意書１丁あり、王政一新に際し神仏混淆禁止のため、大山の石尊大権現を阿夫利大神と改めたことと、自家の代替わり披露を記す。以下講中の奉納金寄進者７３名の連名（各墨印あり）。表紙共１７丁。