御代始鈔（Ｃ）

元奥書「依僧宗祇所望馳筆了／文明十年二月日　後成恩寺禅閤／御名」。その後に「異位重行」等についての疑問を記した１丁半あり、奥に「此抄一条禅閤御作也重尋申候条々追書加之畢　宗祇」。その後に増補記事８丁あり、奥に「依種玉老人厳命聊顕宗（累か）葉家風者也莫敢外見矣／文明十一年十二月日神道長上卜部兼倶（２字見せ消ち、朱傍書「後ニ加歟」）／朝臣判」。元書写識語「〈本〉件本端後成恩寺禅閤自筆中問答宗祇以他筆書加之奥兼倶卿自筆也美濃紙袋草子紺表紙銘也（１字見せ消ち、朱傍書「紙歟」）禅閤筆跡也」「右一冊借請宗祇所持之本灯下畢（「卒」か）尓書写之以暇日可令清書莫許他見矣／文明十三年長月不知夜天／新佐藤（３字見せ消ち、朱傍書「龍作／逍遙院殿」）御判」。書写識語なし。来田親岑書写本。