槭樹科

Japanese

得る○然ども甘蔗糖の廉価なるとその製多く増加するに因て亜墨利加に於ても亦此楓糖を製造する事多分減するに至れり○然とも欧羅巴、蓋シ亦我本国にても此糖の製造殊に少量を製すべき（る、訂正）に於てハ（も、訂正）総て園囿あるの家を保つ輩の注意を要すべきなり、是その操作煎熬に労少くして小家といへとも需要の糖を自ら製すべきが為なり、先つ砂糖カヘデを数多此地に植ゆるを実に切要なるべし、然るに（とも、訂正）「ゲオーネアホルンボーム」、彼尋常のカヘデの義、即「マストボーム」、檣材となすべき樹の義、も亦砂糖製するに甚た適セり、近来碩学「ウイルブランド」及ひ「リービク」、共人名、ハ「ギースセン」、和蘭地名、に於て此法を詳に徴セリ○此二氏ハ此樹の幹十一株より四百零七斤の液を得て、此液中より二百零

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